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  • 研修委員会委員長 下村明子

講習会「改正意匠法」~真似し続けた建築士 その行く末は~ 開催報告


開催日時:2021年7月9日(金)18時~20時

開催形式:オンライン配信(ZOOMミーティング)

参加者数:37名(士会会員26名/専攻建築士4名/一般7名)



およそ一年ぶりの講習会は、北支部会員の浅井裕雄さんからの発案で昨年4月に改正された「意匠法」を扱いました。設計スキルを上げるためには優れた作品を見に足を運び、実測・スケッチ・撮影・図面を穴が開くような勢いで見たり模写したりの行為を重ね、何とか自身の設計で実現させようと。真似することが常態化していた建築界にとって、法改正がどのように影響するのだろうかと不安がよぎります。



講習会は二部構成とし、前半は弁理士の米田恵太先生を講師にお迎えし、「改正意匠法の概要」をテーマに意匠法の基本を学びました。「法は堅苦しく難しい」というイメージを払拭すべく、親しみが持てるようにとの思いで内容が工夫され、説明材料が日常的なものであったり、画像が多く取り入れられたりとわかりやすいものでした。他にも建築意匠に関わる実例を調べるサイトや資料などの紹介などもあり、私をはじめ初めて学ぶ方々には至れり尽くせりの内容だったのではないでしょうか。







後半は、弁護士の田原裕之先生と発案者の浅井さんが加わり、浅井さんの設計実作品を題材にお二人の先生方への「よろず相談」を行ないました。鼎談は事前にシナリオの用意をしない完全アドリブ形式で計画、何が飛び出すのか全く予想がつかない、その場の話題展開に委ねられる進行でしたが、これが大いに盛り上がり、参加者からも実物件での説明はイメージしやすいとの意見があり、満足度を得ることができました。



建築士と弁護士とは業務上の接点があるものの、弁理士とは今まで接点がほとんどありませんでしたが、改正意匠法を機に今後弁理士との繋がりが必要になると、講習会を受講したことで感じました。講習会内容についても、今回は基礎的な内容に絞ったため、続編(応用編)を期待する声も多く挙がり、折を見て「続・改正意匠法」の企画も視野に入れていくつもりです。



この講習会は北支部初のオンライン講習会でしたが、昨年度の建築コンクールで培った配信スキルとチームワークで、トラブルなく終えることができました。準備から開催までご協力いただいたみなさんに感謝いたします。

今後の課題は、日程が合わず参加できなかった方へ向けたアーカイブ配信です。今回は間に合いませんでしたが、要望が少なくないため検討する必要があるかもしれません。




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​公益社団法人愛知建築士会名古屋北支部